2013/12/22

FCPX 10.1のオンラインヘルプ日本語版【追記:Motion、Compressor】

日本語版オンラインヘルプが改定されていました。
10.1の新機能を日本語で読むことが出来ます。

Final Cut Pro X オンラインヘルプ
http://help.apple.com/finalcutpro/mac/10.1/

Final Cut Pro 10.1の新機能
http://help.apple.com/finalcutpro/mac/10.1/#ver3c4082710

PDF版はまだのようですので、しばらくはここで新機能を確認しましょう。

【追記】
Motion 5.1 オンラインヘルプ
http://help.apple.com/motion/mac/5.1/

Compressor 4.1 オンラインヘルプ
http://help.apple.com/compressor/mac/4.1/




2013/12/20

FCPX 10.1 使ってみて気がついた変更点

1.解像度フリーと本格的4K対応 
どんな解像度でも編集できます。プロジェクトを作成して何もクリップを置かない状態で、情報→設定を変更で、解像度フリー。プロジェクトを4K以上にすると、エフェクト欄に、「4K対応コンテンツのみ」というボタンが現れ、4K対応したエフェクトのみを表示できます。






iMac(2009)で試した所、かなり厳しかったですが、4Kが手元に来たー、という感動があります(笑)。4K対応は本気の感じで、ブラウザの表示倍率も4K用に、12.5%、6.5%が追加されています。

FCPX 10.1変更点:ライブラリ

イベントとプロジェクトが「ライブラリ」に統一されました。
バージョンアップ後の最初の起動で、イベントとプロジェクトが複製されて、ライブラリにとして統合されます。
旧イベントとプロジェクトを捨てますか?→いいえ、にすると容量は2倍になりますので、ご注意下さい。


ライブラリは、一つのファイルとして扱われていますので、内部にアクセスするのに、一手間かかるようになってしまいました。

ライブラリを選択して右クリック「パッケージの内容を表示」で、
従来のイベントとプロジェクトにアクセスできます。

ディスク容量の節約のために、レンダリングファイルやトランスコーディングファイルをしばしば消去しながら使っている私にとっては、いささか残念な変更です。


追記:ライブラリに関するFAQを追加しました。

Final Cut Pro X 10.1:ライブラリのアップデートおよび操作に関する FAQ
http://support.apple.com/kb/HT5958?viewlocale=ja_JP


2013/12/19

FCPX 10.1 Motion 5.1 Compressor 4.1 アップデート内容

FCPX 10.1
• 新しい Mac Pro でデュアル GPU を利用して、再生およびレンダリングを最適化
• 一部の Mac コンピュータで Thunderbolt 2 および HDMI を使用して、最大 4K でビデオモニタリング
• タイトル、トランジション、およびジェネレータの 4K コンテンツ
• ライブラリを使用して、複数のイベントとプロジェクトを 1 つのバンドルに整理
• 個々のライブラリをすばやく開閉して、必要な素材のみを読み込む
• メディアをライブラリ内外の場所に読み込むオプション
• 指定したドライブまたはネットワークの場所に自動的にライブラリをバックアップ
• プロジェクトスナップショットでプロジェクトの状態をすばやく保存し、手軽にバージョン管理
• タイムラインの各オーディオチャンネルにオーディオ・フェード・ハンドルを装備
• タイムラインに数値を入力して、詳細なリタイミング速度を追加
• リップルなしのリタイミングオプション
• ワンステップで置き換えおよびリタイミング
• プロジェクトのフレームサイズをカスタマイズ
• すべてのクリップのタイプでスルー編集を表示
• “スルー編集を結合”コマンドで、タイムラインのクリップのブレードカットを削除
• タイムラインのマルチカムクリップからオーディオを切り離して、オーディオおよびビデオを個別に編集
• マルチカムクリップをソースとして使用して、タイムラインでビデオまたはオーディオのみを編集
• J カットおよび L カットでオーディオをブレードおよび移動
• J カットおよび L カットのスプリット編集中にオーディオをロール
• ブラウザを非表示にするオプションで、画面上の表示領域を拡大
• AVCHD カメラの .MTS および .MT2S ファイルをネイティブサポート
• ソースクリップに使用中のメディアのマークを表示
• 大きいプロジェクトのパフォーマンスを向上
• 多くのクリップに同時にキーワードを追加したり編集したりするときのパフォーマンスを向上
• 複数のキーフレームを簡単に移動、コピー、およびペースト
• Ken Burns エフェクトにリニア・アニメーションのオプションを追加
• InertiaCam および Tripod モードで、イメージの手ぶれ補正を向上
• iOS デバイスから写真を読み込む
• ビューアメニューからプロキシおよび再生品質のコントロールにアクセス
• 静止画像の縦方向および横方向のメタデータをサポート
• XML メタデータにエフェクトパラメータ、フォント、およびテキストサイズを追加
• 収録中のメディアの追いかけ編集のサポートを向上
• FxPlug 3 使用時のカスタム・プラグイン・インターフェイスやデュアル GPU をサポート
• 他社製ソフトウェアを使用したカスタム共有操作の API
• 4K 解像度で YouTube に直接共有
• 中国のビデオサイト Youku および Tudou に直接共有
• スペイン語にローカライズ

Motion 5.1
• 新しい Mac Pro でデュアル GPU を利用して、再生およびレンダリングを最適化
• FxPlug 3 使用時のカスタム・プラグイン・インターフェイスやデュアル GPU をサポート
・プロジェクト(特に複雑なプロジェクト)の読み込みを高速化
• 4K 解像度で YouTube に直接共有
• スペイン語にローカライズ

Compressor 4.1
・シングルウィンドウレイアウトの新しいインターフェースで効率よく制御
・一般的なエンコーディングタスクのためのプリセット書き出し先
・分散エンコーディングの設定が簡単に
・サポートされている共有操作で、ハードウェアベースのH.264 エンコーディング
・Dolby Digital Plus エンコーディングをサポート
4K 解像度で YouTube に直接共有
• 中国のビデオサイト Youku および Tudou に直接共有

2013/12/10

Final Cut Pro陣営は、まだまだ主流

FCPユーザーにとっては嬉しいニュースです。「POVの2013ドキュメンタリー映画制作機器調査」によりますと、編集ソフトでは、FCP7が断トツで、二番手がFCPX。Final Cut Pro全体では、76%を占めており、Adobe Premiereの26%を大きく引き離しています。以下、Avid 12%、VEGAS 2%、その他 12%となっています。

編集・ワークフロー部門 第一位

その他、カメラはCanonが強いとか、特殊カメラ?では、GOPRO、iPhoneが健闘している、特殊効果では、Motionも意外と頑張っている、オンラインビデオでは、YouTubeではなく、VIMEOが主流など、いろいろと興味深いデータが並んでますので、オリジナルサイトをぜひ御覧ください。

POV's 2013 Documentary Filmmaking Equipment Survey

2013/11/15

FCPX with InterBee2013

InterBeeで、なんとなくFCPX(FinalCutPro X)を探してみた所、
3箇所のブースで発見しました。NTTグループさん、Canonさん、ブラックマジックデザインさんです。

Blackmagicdesignさんのブース

短時間でざっと見まわっただけなので、まあまあ優秀ではありますが、やはりプレミアに押されてる感は否めません。
そんなアドビさんのブースで、最新バージョンのプレミアのプレゼンテーションを拝見しました。プレミアの新しい中間コーデックは、プロレズの1/3の容量しかとらず、素晴らしい、という話や、元データを変換なしでサクサク編集できる、という内容でしたが、一点、驚愕のプレゼンテーションがありました。

2013/10/30

Mavericksでは、バックグラウンドレンダリングが常にオフに!?

OSX 10.9には、「App Nap」という新機能が採用されています。
これは、アプリケーションが完全に見えなくなり、アクティブに機能しなくなると、節電のために処理速度を下げてしまう機能です。したがってFCP、Motion等、バックグラウンドで作業するアプリにとっては、困ったことになってしまうので、この機能をオフにする必要があります。

Finderでアプリを選択して、オプション+Iで、情報を開き、「App Nap を切にする」にチェックを入れて下さい。

2013/09/12

検証:FCPXのキーフレーム

FCPXのキーフレームについて、イーズインにデフォルトでなっていて、均等な動きができにくい件について、検証してみました。

まず、Motion5で、均等に変化する動画を作りました。



2013/07/31

10.0.9アップデート

2013.7.30update
・Sony XAVCメディアの使用時にグリーンのアーチファクトが発生する問題が解決されます
・インターレースメディアおよびリタイミングセグメントに関連したいくつかの問題(書き出しの失敗することがある問題)が解決されます
・安定性が改善されます

2013/06/15

FCPX編集ワークフロー(1)右手編集

数回に分けて、自分なりの編集ワークフローをまとめてみたいと思います。

(1)JKL編集 右手編集

素材の取捨選択はかなりの部分、キーボードを使用して行います。

従来のビデオ編集機では、ジョグ&シャトルという可変速再生とフレーム送りを瞬時に切り替えられるコントローラーが使用されていました。コントローラー全体を、バン、と押しこむことで、ジョグモードとシャトルモードを切り替えて自在に編集できたのです。

リニア編集機

2013/04/19

オーディオフィルターを使ってみた

インタビュー等の編集に有用なFCPオーディオフィルター「アフレコ補正」を使ってみました。

1.クリップを選択して、「アフレコ補正」をクリックして再生すると、どのような効果を得られるか確認できます。
適用前に再生して効果確認

2013/04/06

オートバックアップの問題点と対処法

よく聞かれるFCPXの不満点の一つにオートバックアップがあります。FCPXからは手動で保存できなくなったので、「万一落ちちゃった場合、変更が保存されず、一からやり直しかよ!」というものです。

内部的には一応対策は取られているようで、15分毎にバックアップが取られていて何かあった場合にはそれが使用されるはずなのですが、うまくいかない場合もあります。

そんなとき、バックアップファイルを手動で交換すれば、15分前の状態に戻ることができます。

2013/03/31

クリップのアピアランスのショートカット

10.0.8の変更点の一つに、「タイムラインのクリップのアピアランスを調整するキーコマンドを使用できます」という項目があったので、試してみました。

※オプション+コントロール+1〜6の組み合わせで操作します

2013/03/29

10.0.8アップデート


2013.3.29update
Final Cut Pro Ver.10.0.8の改善点
・Sony XAVC コーデック(最高解像度:4K)のサポートが追加されます
・ARRI ALEXA カメラの ProRes Log C ファイルをスタンダード Rec.709 のカラー/コントラストレベルで表示するオプションが追加されます
・一部の他社製のエフェクトのレンダリング時に緑色のフレームが生成される問題が解決されます
・一部のタイトルとエフェクトの使用時に起きることがあるパフォーマンス上の問題が解決されます
・時間が反転されているクリップをバックグラウンドでレンダリングできます
・タイムラインのクリップのアピアランスを調整するキーコマンドを使用できます
・ビデオファイルのタイムコードトラックに含まれるリール番号メタデータを表示できます
・サラウンドプロジェクト内のモノラル・オーディオ・ファイルが正しい音量レベルで書き出されます
・アプリケーションの再起動時に、ドロップゾーンがビデオの最初のフレームにリセットされなくなります
・1つのクリップ内で複数の範囲を選択するときのパフォーマンスの問題が解決されます
・外部ビデオデバイスで視聴するときに、一部のクリップで“折り返して再生”機能が正常に動作しない問題が解決されます
※テキストフィルターのカーニングの不具合が解消されています。

2013/02/19

FCPXのカーニング問題・回避法

FCPXの基本テキストには、カーニング(文字詰め)が保存されにくい、という問題があります。これの厄介な所は、見かけ上はカーニング出来ているように見えても、いったん終了して、再立ち上げすると、カーニング自体が無かったことにされてしまうことです。だからカーニング出来たかどうかの確認が大変面倒くさい。。。で、いろいろ試行錯誤して、回避法を探してみました。