2013/06/15

FCPX編集ワークフロー(1)右手編集

数回に分けて、自分なりの編集ワークフローをまとめてみたいと思います。

(1)JKL編集 右手編集

素材の取捨選択はかなりの部分、キーボードを使用して行います。

従来のビデオ編集機では、ジョグ&シャトルという可変速再生とフレーム送りを瞬時に切り替えられるコントローラーが使用されていました。コントローラー全体を、バン、と押しこむことで、ジョグモードとシャトルモードを切り替えて自在に編集できたのです。

リニア編集機


ノンリニア編集において、その代わりとなるのが、「JKL編集」です。

通常のショートカットと異なり、単独キーで操作できます

JKL編集とは、ホームポジションに指を置いた状態で、もっとも自然に押せるキーを使用して、キーボードをジョグシャトルのように扱う編集方法です。

Jは逆再生。Kは一時停止。Lは再生。分かりやすいですね。
JとLは複数回押すことで、(32倍速まで)可変速出来ます。
スペースバーは再生と停止を切り替えます。
Iはイン点を、Oはアウト点を指定します。
JKLのすぐ上に、IとOがあるというのは、たいへん美しいですね。
まさに"天の配剤"といえるのではないでしょうか。

一連の編集の流れは次のような感じになります。
L、L、L、で早送り、Kでストップ。Jで戻して、スペースバーで停止してイン点を決定。スペースバーで通常再生、スペースバーで止めて、アウト点を決定。

ホームポジションでは、親指は常にスペースバーにあるので、ここだ!というポイントは、親指で、スペースバーをバン!、と押したりすると、昔のジョグシャトル編集に少しだけ感じが似てきます。笑

なお、LとKの同時押しで、スロー再生。JとKの同時押しでスロー逆再生も可能です。

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