FCPX10.2では、「カラーボードが新しい色補正エフェクトに統合」されました。その結果、インスペクターを開いても、初期状態では「エフェクト」タブの中には、何もはいっていません。そのため色補正フィルターを付加する手間が増え、「面倒になった」という誤解を生んでいる部分があるかもしれません。
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エフェクトは空のまま |
今後の色補正の仕方は、フィルターのエフェクトを選んで、カラーから、色補正を選択する、というように、一件、手間が増えているように見えますが、実は、ショートカットキーを使えば、簡単に追加することが出来ます。
コマンド(アップルキー)+6
これだけでカラーボードがインスペクター上に現れます。
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カラーボード |
カラーボードのフィルター化に伴い、処理順序を自由に動かすことが出来るようになりました。複数の色補正を掛けて、ブロードキャストセーフをどう配置するかも、自由にできます。
また今回、「最大4つのビデオスコープを同時に表示」できるようになったため、色補正の作業環境も向上しています。
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カスタマイズ可能なビデオスコープ |
カラーボードは一度表示すれば、色補正がかかってないクリップのところでも、そのまま表示され続けます。従って、1クリップ毎に色補正フィルターを付加する必要はありません。フィルターの無いクリップ上でカラーボードを操作すれば自動的にフィルターとして追加されるので、流れ作業で行うことができます。
ライブラリとブラウザを閉じれば、色補正に特化した、すっきりしたインターフェイスになります。
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色補正にモードチェンジ! |
なお、バランスカラー、マッチカラーについても、ショートカットキー、もしくは、補正メニューから選択するように変更されています。
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